サンダースは納会の場で卒団する選手たちに写真を送ります。
今回,児玉コーチがその写真をチョイスすることになりました。
1月のボール初めから撮り始めた写真から厳選してみました!
あまりにもいろいろありすぎました。

 

メガネ越しからのぞかせるほんわかした眼差しが,日を追うごとにどんどん鋭くなっていく! キャプテンという存在に文字通り“憑依”していく様はすごかったです。と同時に足もどんどん大きくなっていきました (笑)。

 

たかふみがピークを迎えたゴールデンウィークの練習試合を大きくあつかいました。左のうつむいた写真は最後の送別大会。本人どこまで意識してたかわかりませんが,「終わっちまった」感を誰より身体で噛みしめていたねえ。周りからの過大な期待を背負いながら,「自分の全部」をさらけださなきゃならないマウンドの怖さ,非情さ。そういったものと誰よりも格闘し続けた1年でした。一休みしたら,もういちどマウンドと格闘してほしい。いい男になってほしいです。

 

よくもわるくも,たかふみといっしょにいる。女房役ってそういうものなのかもしれないけれど。
右下の写真は背後で心配そうに見守るたかふみの姿が二人の関係を象徴していると思って選びました。
このチームにふうた独自のキャラが全面に出ていたら……とも思う。人の気持ちに敏感で,ごまかすことをよしとしないふうただからこそ,厳しい高島野球のなかを居心地良さそうに泳げでいた。
左上の高島監督への眼差しは印象的。

 

いくしろうは笑わない。だからこの写真(右下)を取れたときはうれしかった! いつもシュッとした厳しい顔つき。で鼻水がたれていたり(笑)。
一見,個人技で力を発揮しそうな気もするけれど,チームプレーの素晴らしさをもしかして一番堪能していたのはいくしろうだったのかも……。お父さんみたいなお茶目な大人になってほしいです。

 

りくはエラーしている写真が多くて選ぶのが大変でした(笑)というのは冗談で,背後にお父さんが見守るこの写真がどうしても好きで選びました。頭が切れているのはご勘弁を……。
厳しい世界でよくがんばりました! どんなときもくさらない,ごまかさない,そしてどうしようもなく野球が好き! “好き”ってすごいなあっていつも思ったよ。

 

児玉コーチ:ノーメイクでこの輝き!
かみさん:私だってこういう時期があったのよ!
写真をまとめながらの会話です(笑) どんどんキラキラしていく! と思えばメガネなオタクっ娘な一面も見せたりと,女の子っておもしろいなあ。
学童野球の季節だからこそ,男子と共存できた貴重な存在。最後までいてくれてありがとう!(監督・コーチ一同)

 

後半サンダースに心がなかったかも? だからいいショットはいつもナンプレのユニフォームのときでした。未知の環境に一人で立っても自分を瞬時にアピールできる能力はすごいなあと思いました。大きくなったりゅうせいに「サンダースとはなんだったのか」君自身の言葉で聞いてみたいです。変な大人がいっぱいいたけど(笑)あれはなんだったのか……大人の階段を上るうえでの命題にしてはどうだろう。