特急列車「サンダース号」
毎週日曜日,第一小学校グラウンドを発車する特急「サンダース号」。
野球好きの小学生なら誰でも乗車できるけど,ひとつだけ約束をしなくてはなりません。
“グラウンドでは 元気よく 一生懸命に そして時間を守ります”と。
今日は,今年2回目の緊急停止信号が点きました。
ホームグラウンドは試合会場だから自由に使えないよ。
第一試合が始まるまでの貴重な時間とわかっているとしたら……
とても公式戦前とは思えない,ゆる~い心構えだったよね。
約束を破った以上,たとえ試合直前であろうと,どんな場所でもサンダース号は停止します。
途中下車させられた野球少年は,グラウンドに立てないただの少年になってしまいました。
ひとつの約束を守り通すこと。
好きなものへ真剣に向き合うこと。
それをいっしょに学んでいこう。
同じ列車に乗車した仲間だもの。
これからもスリリングな野球の世界をみんなと駆(か)けめぐりたいよ!
数時間後,再び動きだしたサンダース号。無事,公式戦に間に合いました!
ということで,恒例の神田コーチからの総評です。
今日はアピールプレーをやってみました。ランナー2、3塁からレフトフライ。ランナーはそれぞれホームイン、3塁に進塁しました。まずは3塁のタッチアップが早くなかったか、アピールしました。判定はセーフ。次に2塁のタッチアップが早くなかったかのアピールです。ここで問題なのが、アピール対象のランナーが3塁にいることです。アピールのために2塁にボールを投げれば、当然3塁ランナーはホームを目指します。サンダースの守備陣は、アピールプレーが一か八かの勝負と思ったのか、あるいはアピール中はタイム中とでも思ったのでしょうか。ランナーのことは完全ノーマークで2塁アピール、判定はセーフ、易々と1点を献上してしまいました。だれも「ホーム!ホーム!」、言わなかったところを見ると、みんなアピールプレーの意味をよくわかってなかったのかな。監督が「ランナー走ってるぞ」言ったら、みんな理解不能の顔になってしまいました。
アピールプレーはどんなときに何のためにやるのか、インプレー中にやるのか、ルールを知っとかないとわからないよね。アピールプレーに限らず、ルールを知っとかないと試合はできないよね。ルールは本に書いてある。本に書いてあることなら、読んで勉強してきて。元町図書館でも本多図書館でも「野球のルール」の類の本ぐらいおいてあるから。なんなら府中の中央図書館まで行ってみて。ルールを勉強してくれば練習ももっと有意義なものになる。ルールを知らずに練習で何となくこうやる、という感じで覚えてると、いざ試合で応用がきかなくなる。野球のルールの本、読んでくるくらいできるよね。できることはやってね。
しかし、「勉強してきて」と言った瞬間にうつむいた選手、○○と□□。