1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | TOTAL | |
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国分寺サンダース | 0 | 3 | 0 | 1 | 1 | 3 | 0 | 8 |
小金井ビクトリー | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 7 |
ゴールデンウィーク怒涛の三連戦もこれが最終日。
5回まで自分たちの野球ができていた選手たちは,6回以降からあの〈魔の時間〉に突入します。
7回裏,2アウトランナー2・3塁,小金井ビクトリーの攻撃。
点差を確認した監督が,2塁ランナーを指さして言いました。
「あのランナーがホームに帰ったら,お前たちは負けるんだよ。外野もっと前!」
次の一投をどうするか……。
迷うべくして迷ういつもの自分を切り捨てるように,たかふみ自ら声を発します。
「2アウト!」
その声を引き受けたレフトのじゅうたろうが,選手全員の背中を押します。
「2アウト!! みんな声出せぇ!」
朝のフリーバッティング時,監督自らピッチャーを務め〈繋ぐ声〉を実践してくれました。二巡目は,あえて声を出さない例も。
「なんで,一人ひとりが声を発信するのか,その理由わかるか? 俺の経験で言えば,不安だからかな……」
「間違ったっていいんだ。間違ったら誰かしら教えてくれるさ。そういう声を出して戦っていくんだ」
高島監督のイメージと真逆の「不安」という言葉に,みんな意表をつかれつつ,「不安でいいんだ」とちょっとだけ安心する,そんな一場面がありました。
センターフライに打ち取りゲームセット!
不安と向き合いながら,自分たちの野球を最後までやりきりることができたね。
試合後のミーティング。スコアボードを脇においたら「お~」と歓声が。
しょうとたけとには助けられた! 本当にありがとう!
ランドセルを背負ってる姿が想像できない高校生級の少年がたくさん!
試合前は「きょだい……キョダイ……」とささやき合う選手の声しか……。
小金井ビクトリーさん ありがとうございました!