1 | 2 | 3 | 4 | 5 | TOTAL | |
---|---|---|---|---|---|---|
瑞穂ウルフファイターズ | 2 | 0 | 0 | 5 | 5 | 12 |
国分寺サンダース | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
G1杯争奪「都下少年野球選手権大会」初戦です。
多摩地域の58チームが参加するこの大会では,知らない地名のチームがちらほら。
「瑞穂ってどこだろう? 強いのかな……」
大きな大会ならではのドキドキ感があるよね。
さあ開会式です。左隣に並んだ今日のお相手は……。
「え!? 4人しかいないじゃん! おいおい大丈夫かよ。それにみんな背が小さい。もしかして5年生が多いの?」ヒソヒソささやき合う選手たち。
この辺から既に勝敗が決まっていたのかもしれないね。
一人ひとりの「油断スイッチ」がオンになってしまいました。
一方,対戦相手の主力メンバーたちは,別の場所で淡々とバットを振っていたのかも。
格上のチームと互角に張り合い,勝てる相手にぼろ負けする。
これって何でだろう。
サンダースが今年に入ってずっと対戦してたのは,君たちのココロの中に潜んでいるもう一つのチームだったんじゃないだろうか。児玉コーチはそんな気がしてきたよ。
それを,G1大会の小冊子にあった誤植(ミスプリント)=“スサンダース”と名付けよう。
スサンダースは,“すさんだ”ものが大好物。
君たちの油断や相手をあなどる気持ちに付け入って,せっかく積み上げてきた〈できること〉を本番で台無しにしてしまう。
相手チームの強さ・弱さは関係ないんだ。
“スサンダース”の魔の手に乗せられてはいけない!
自分たちのできることを本番でしっかりやる,そこにフォーカスして来週に臨もう。
※「多摩てばこネット」に試合の模様が掲載されました!
前日,監督からこんなメールが届きました。
私の今までの野球人生の中で、やっぱり先週の子供たちと同じようなドキドキした時がありました。
ドキドキするとOP戦では出来たプレーが出来なくなるものです。
そこで子供たちに明日までの宿題を出します。題名「なぜ ドキドキしちゃうんだろう」
返事のあった選手のコメントを直筆で紹介します。
深刻な気持ちが文字に表れていて,こっちもドキドキしちゃいます。
どうすれば,このドキドキを克服できるのか……。監督は現役時代,日々の練習でそのドキドキを解消するしかなかったそうです。
魔法とか呪文とかあったらいいのにねえ。
ただひとつ言えることは,監督もみんなと同じ“ドキドキしちゃう自分”と闘っていたってこと。
来週,その辺を詳しく話してもらおう!