12345TOTAL
国分寺サンダース4221413
サンダースD7002211
バッテリー(Bチーム):そらーゆうあ=ひろと
バッテリー(Dチーム):西本ヘッド=かわぶちコーチ

今日は,お盆休みと国分寺オールの練習のため,集まった選手は,6年生1人と5年生4人。
こんな日くらいまったり自主練メニューでいくのかな……と思ったら甘かった!
投げる量も守る量も普段の2倍。打つ量は10倍!……となりました(汗)

 

泥臭くバットを振るということ

秒刻みにボールがあげられる“カゴ3杯分”の連続ティーバッティング。
「このメニューは見たことないでしょ?」いつものようにカメラを構えた私に監督が訊ねます。
「これは面白いっすねえ」返答したすくそばから,不適切な言い方だと後悔しました。
バットを振り続ける選手が必死なのはもちろんのこと,ボールをあげながら選手を叱咤する監督も真剣そのもの。興味本位で軽口叩いちゃいけない。

 

この反復練習のねらいは,小手先でごまかしている動作をはぎとること。3杯目のカゴのボールが底をつくころには,腰から振るきれいなスィングに近づいていきます。特に〈らいあ〉がきれいに打つのには驚きました(らいあのことだから来週にはもとに戻っちゃうのかなあ……)

 

技巧に走らず,泥臭くバットを振り続けるってのはこういうことなんだね。
夏の甲子園で華々しくホームランを打つ清宮くんも,きっとこういうメニューを影で必死にやっているんだろうなあ。

監督「手だけで打ってるぞ! とコーチたちに言われるけど,それがまさしくこの練習をやるとわかるんだよ。手に力があるうちはごまかせる。でも手の力が無くなったらどこでバットを振る? 腰をまわすしかないだろ? それを最初からやれってことさ。手先だけで打つのは誰にでもできる。でもボールは遠くに飛ばせないよ。だから手で打ってる間は成長しない。平日の素振りも,手だけで振ってちゃだめなんだ。普段どんな練習をやってるか,これをやるとよくわかるんだよ」

 

兄弟対決

午後からは,6〜3年生編成チーム vs 2年生チーム(バッテリー:西本ヘッド=かわぶちコーチ)で練習試合をやりました。


〈そら〉の試練はまだ続いている。苦しいときの投手をどうやって励ますかを学んだよ。来週の新人戦でこれを実践しよう!

 

監督「7点のうち何点ワンバウンドで取られたんだ? 三塁から一塁へノーバウンドで届くのに,マウンドからキャッチャーまでが届かない。できるのにできなくなるってのはどういうことなんだ? 気持ちの問題なんだよ。キャッチャーまで投げるんじゃなくて,ネットまで投げるという気持ち。そして後ろに守っている仲間を信じる気持ち。そもそも打たせて捕ったほうが楽じゃない?」

 


監督「ボールとバットと目線をいっしょの高さにするには,どうすればいいの?」
いつだって豪快にバットを振りたい〈たけと〉には,送りバントの試練が与えられています。
たけとを見ていると,かつて神田コーチが言っていたこんな言葉を思い出します。

野球ってチームプレーなんだ。いつでも仲間がいることを忘れちゃいけない。そして、仲間を生かすために自分が犠牲になるってことは多々あるけど、自分が生きるために仲間を犠牲にするプレーって皆無なんだ。

監督はたけとにチームプレーを学んでほしいんだね。