国分寺市秋季大会 Aチーム (2015/9/21 11:00 一小)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | TOTAL | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| キングス | 0 | 0 | 5 | 2 | 0 | 7 |
| 国分寺サンダース | 0 | 0 | 0 | 0 | 0cold | 0 |
- バッテリー：そら－ごう－たかふみ＝ふうた
三塁打：だいすけ
巣立ちの季節
秋季大会第３戦。今日負ければ予選敗退となります。
監督は，７時半からランニングをして選手たちを待ってました。
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バントとエンドランを想定した練習が始まって，何かがいつもと違うことに気付きます。
試合前の限られた時間なのに，監督が一つひとつのプレーに，余すことなく言葉を添えていくのです。
●「トス！」「投げろ！」なんでお互い言わないんだ！ 野球じゃないだろう？
●おれが一回教えたことは，その通りにしかやらない。もっと応用をきかせろよ！
●（暴投に対して）全てはキャッチボールから始まる！
●「言われたことをやれよ」と仲間に言いながら，自分ではやらないよな
（そしてばつが悪いと）俺と目を合わせないのも直さなかったな。
●オレは怒ってんじゃないんだよ！「やれよ！」って言ってるだけだろ？
●お前らが返事できないのは，おれの迫力に負けてるからだ。お前らに元気がないからだ！
言い返してみろよ！ 俺に！
●これはみんなに言ってることなんだぞ！ 等々……
どれも，春先から何度も言われてきたことだけど，こんな短時間にドッと言われると，なんだかドキドキしてきます。
最後だから，全部教えてやるよ！
このフレーズを聞いたとき，ああ……今日，Aチームがひとつの節目を迎える……。
そのことをみんな意識したり，無意識に否定したりしたんじゃないかな？
ここからは，自分たちで考えてやりなさい
児玉コーチには，六年生に巣立ちをうながす，親鳥の宣言のように聞こえるのでした。
キングス戦総評――●神田コーチ
ピッチャーそら、電池切れ。去年Ｃチームでもそうだったけど、２日連投の２日目ってほんとに調子よくないよね。今日２回まではがんばって０点でおさえてたけど、３回、スクイズってわかってても反応できず。ごうにスイッチ。
「合宿でつらかったこと＝食事」なんて感想文書いてないで、もっと肉食えよ！それとパンと牛乳ね。
昨日のストロング戦のあとの練習、バントでバットだけ出して何球でも空振りするやつがいる。顔をそむけてバットとボールを遠くから見てる。老眼のよう。
１塁送球で１塁手の頭上を大きく超える暴投を放るやつがいる。かとおもえば暴投したからと１塁まで２バン。それも１塁手が取れないショートバウンドを投げてる。
はたまた手だけでひょいとスイングして何度も空振るやつがいる。足も腰も動かさないんだから、逆に器用だ。いや、奇妙だ。
そんな彼らは前はちゃんとできてたんだから、今やれない訳がない。できることをやらなくなった。そんなで翌日のキングス戦、出る気だったのかな？
そしてたかふみ、やっと抜いた、伝家の宝刀。最終回に３三振。
持ってる宝は隠し持っておいても価値がない。使ってこそ宝物。
西本コーチが言ってた。利休が使っていたという高麗の茶碗。西本コーチが「これは本物。300万は下るまい」と自分で見立て、ん万円で買ったんだとか。大事にしまっといてもしょうがないので、玄関先でその茶碗で猫に餌をやることにしたそうだ。そうするとなぜかときどき猫が３万円で売れるんだとか。
やっぱり持ってる宝は使わないとね。
試合後の監督は，つれないそぶり。
もう叱っても，励ましてもくれないのかな……。
みんなどこかさみしそう（ふうた！ そんな目をしない！）。
もう巣立ちの準備は始まっているよ。
自力で羽ばたく季節が近づいているよ。
