1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | TOTAL | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
府中三小タイガース | 1 | 3 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 7 |
国分寺サンダース | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 3 |
今日は午後から遠征でした。お相手は府中3小タイガースさん。
校庭がなにしろ広~い! 都内屈指の広さだとか。
初めての場所で初めてのチームと対戦。
お初に弱いサンダース。さてさてどんな練習試合になるのやら!?
サンダースのAチームは現在11人。今日の休みは3人。一方、試合ができるためには9人以上必要。
① 11-3≦9
② 試合人数≧9
一見成立してそうに見えるこの2つの式が、成り立っていないのは何でだろう? きっと根本的な勘違いがあるに違いない。
今日の対戦は府中三小タイガース、場所も府中三小。初めての場所で初めての対戦相手。今年のAチーム、今日みたいな初めての場所、初めての対戦相手だと、なぜか借りてきた猫状態になって本領を発揮しない。Cチームのときからそうだよね。
ピッチャーそら、入らないボールをストライクに入れようと、コースの修正に徹している。八分の力で腕の力だけ調整して4ボールの連発。死球四球でランナーをため込んでから打たれるから、けがも大きい。ピッチャーとしての、根本的な勘違いがきっとあるに違いない。
今日の試合で目立ったのは、6-3TO,1-3TOと、1塁手のタッチプレーが多いこと。本来1塁はフォースアウトなはずなのに、1塁手がホームを離れなければならない状況を作り出している。1塁への送球がそれちゃいけないという思いから、いつもより縮こまって投げちゃってる。
いつも通り投げてればまっすぐ1塁に届いているはずなのに、3TOは全部右、ホーム側にそれちゃってる。もうひとつ、5-3Eてのもあったけど、やっぱり送球がそれちゃって1塁手のエラーを誘発してる。このときアウトを取ってたとしたら、たぶん5-3TOだったんだろうな。
なんかこう、石橋を渡ろうとして、たたいてたたいてたたきまくって、結局こわして渡れなくなっちゃった、みたいな。きっと根本的な勘違いがあるに違いない。
【今日のワンポイントルール解説】
タイカースのバッターが空振りツーストライクでキャッチャーひろとが落球しました。
それを見てバッターは(振り逃げと勘違いして)1塁に走り出しました。あわてたひろとはボールを拾って1塁に送球しました。その間に3塁ランナーがホームインしました。
⇒ バッターはまだ2ストライクなので、振り逃げは成立しません。しかもバッターが2ストライクで走ったことに対して適用される規定、罰則は何もありません。カウントは2ストライクでインプレー中です。これに対してひろとは1塁に送球しましたが、意味のない送球です。この間、インプレー中に3塁ランナーがホームインしたので、得点になりました。
監督「いい時はいい。イケイケゴーゴーなんだから。試合前にも話したよな? 向こうに〈流れ〉が行ってしまった時、それをこっちに戻さなければ勝てないぞと。どうやって〈流れ〉を引き寄せるか、それを課題に試合したわけだ。今日それができたのか、できなかったのか。一人ひとりがどう思ったのか。お前たちの意見を聞かせてほしいんだ」
監督は今日一日の締めくくりに、そんな話を持ちかけました。
そら「打たせて取る流れを目指したのに力んでしまってできなかった」
監督「力んだんじゃなくてビビったんじゃないか? 身体がでけーやつがいるなあとか思ったんじゃないか? 監督の方がよっぽっどでかいんだから安心してやりゃあいいんだ。13人の打者に対して4個のファーボールとのデットボール1個。ただであげたランナーをためてからのヒットだから、そんなに打たれてなくても痛手になる。野球はピッチャーが投げないと始まらないというけれど、その役割をあらためて感じたんじゃないのか」
ゆうあ「エラーしたとき流れが向こうに行ったのがわかった」
監督「エラーと同時に、また流れが向こうに行っちゃうパターンだよな」
ひかる「4番の役割を果たそうと思えば思うほど力んでしまって、第一打席はボテボテだった」
監督「バッターボックスに入ったとき、チャンスだ! 俺が打って返してやろう! っていうときにドキドキしちゃうんだな。どんな状況におかれても打てる!っていう強い気持ち、これは練習で手にしていくしかないんだ」
監督「野手がピッチャーに歩みよって『おれが守ってやるから打たしていいぞ!』と言うとか、苦しいときだからこそアウトカウントをみんなで確認しあうとか、悪い〈流れ〉を断ち切る術はいろいろあると思うんだ。同じリズムが続いていくと、どんどん泥沼に入っていく。そこからいかに脱出するか……。
あのとき俺は何ができただろうか? 家に帰ったら考えてみてよ。
それから……お前らまじめすぎる(笑)おれが小学生の頃はもっと相手をおちょくってたよ。それがいいのかわからないけれど、自分たちは強いともっと思った方がいい。こいつらたしたことねえなくらいの気概があっていいと思うぞ。どんなチームと対戦したって〈野球〉になってきているから早々負けないよ」
このミーティング。
みんなけっこう無口だったけど、目には見えない でも確かにダイヤモンドでうごめいていた〈勝敗の流れ〉ってのをしかと共有した……そんな空気感がありました。
試合に負けると悔しいけど、得るものは勝った時の何倍もあるんだねえ。
次の練習試合もどんなチームかわからない一発勝負!
今日の教訓を課題にしてのぞもうか!