1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | TOTAL | |
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小金井サンファイターズ | 1 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 6 |
国分寺サンダース | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 |
今日の練習試合のお相手は,小金井サンファイターズさん。
コーチ陣は午前中の審判講習会を終えてから選手たちと合流しました。
監督は来週から始まる春季大会最後の調整に,ある化学反応をダイヤモンドに調合します。
フォーム改善中のしょうをマウンドに立たせ,そらをライトに下げる。
今年のサンダースが挑戦しているあのテーマともう一度向き合わせるためです。
すなわち――
ぼや~とした曇り空を誰が止めるんじゃい!
タイム-サイン見てませんでした:たけと、だいち(おまいら多すぎなんだよ)
いまサイン見てなかっただろ:ごう
こっち見ろ、おい、サイン見ろ:ごう、だいち
エンドラン→バット引いた→3塁ランナー見殺し:ごう (通算5回目)
どっちが取るの? ポテン:5(そうた)×6(ごう)、お見合い→間に落ちた→6-5フォースアウト、結果オーライ。この結果オーライはネガティブ系。ネガティブ結果オーライはチームの勢いを沈めてしまう。
(ちょっと一言:1アウトランナー1・2塁だったから、どちらかが落下地点に入って捕球する姿勢でも見せていれば審判はインフィールドフライを宣告する場面でした。サードとショート、どっちも譲り合っていたので、そんなとき審判はインフィールドフライを宣告しません。)
そして、だいすけの2塁打。レフト超えはしたものの2塁まで行くにはきわどい距離。それでも1塁を回って迷わず2塁へ。スライデングで間一髪セーフ。仮にこれを結果オーライと表現するならば、だいすけのはポジティブ結果オーライ。ポジティブ結果オーライはチームを勢いづかせる。もし1塁で止まっていたなら、「2塁行けたじゃん!」なんて避難ごうごうだったに違いない。サンダースはだいすけの2塁打で勢いに乗った!
そして引き続きだいすけは2塁からの3盗。ピッチャー投球モーション、だいすけスタート、しない、いやした、スタート遅い!2-5タッチアウト。サンダース撃沈。
さっきのポジティブ結果オーライ、努力は自らは帳消しでございやす。
ごうはココロの中のもう一人の自分といつも会話をしている。
バッターボックスでは,もっとできるはずの自分とできない自分,そして監督の三者会談で大賑わい。でも忘れないでほしい。まわりに11人の仲間がいるということも。
無限に広がるココロの奥行きを既に感じているなんてすごい!
その個性がどんな成長をとげていくのか楽しみだなあ。
ここはサンダースなんだから安心して転んだり,こんがらがったりすればいい。
キョーレツな個性を持て余した猛者たちがウヨウヨ(笑)今日もグラウンドで笑っているよ。
監督「しょうが投げると事前に聞いてるのにサインの確認もしてない。そんなのありえないだろ。試合の準備をしてないわけじゃん。今日自分らのプレーはできたの? 100点中何点くらい?」
キャプテン「1点です」
副キャプテン「2点です」
監督「98点以上やることをやってなかったってことか(そこまで酷くないだろう?)。一人ひとりの全力が出合ってチームの力になるんでしょ? しょうが投げてファーボールが出る→リズムが悪いから守備もミスする→ミスが出るとさらにリズムが崩れる。すると,モヤ~とした空気がグランドに流れ出すわけだよな? 誰がそれをくい止めるのかってことだ。ベンチが助け舟を出すことは簡単なんだよ。そうじゃなくってお前たち自身でどうするか。そらが外野に行っちゃった。お前は何をしてたんだってなるわけだ。役割を果たしていたのか。そうただけじゃない。だいすけ・ごうがタイムをかける勇気があってもいいわけだろ?
こんな試合だったけどさ,今日が大会初日じゃなくてよかったんじゃない? 課題が見えてよかったんじゃないの? 本番でもこういうことしていたら,自分たちの野球を崩してしまえば,勝てるものも負けちゃうってことだよ。」
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これでオープン戦は7試合やったことになります。
4勝2敗1分
実戦感覚のなかで見えてきた〈おれたちの野球〉と〈勝敗の流れ〉の関係。
流れは自力で取り戻す術があることを少しずつ解ってきたんじゃないかな。
来週からの実戦でさらにレベルアップして行くよ!